ハワイでは「マインド」より「スピリット」
マインドに頼りすぎると危険! 古代ハワイアンの正統後継者が伝える②
マインドがスピリットを上回ると厄介なことに
もっと美味しいものが食べたいとか、もっといいものがほしいとか、マインドが増長していくと思考によって満足感を追い求める欲が際限なく続いていきます。
これに対して直感(スピリット)は、例えば寒い時に体が震え、コートがほしいと思う感覚にあたります。古代ハワイアンは、そうした直感を担っている中心がお腹にあるととらえてきました。
マインドの場合、同じコートがほしいと思う場合でも、「このコートはデザインが古いから嫌だ」とか、「ブランド物のほうがいい」とか、「一枚じゃ足りない」とか、いろいろなことを考えはじめます。
おしゃれはクリエイティブで心を豊かにしてくれるものですが、それが度を越してくると、見栄が出てきて、自分らしさは失われるでしょう。
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お腹の声を忘れてしまうと、頭のなかに湧き上がってくる「あれもほし い」「これもほしい」という欲求に振り回されやすくなります。マインド の欲求も適度に満たしながら、お腹の直感を磨いていきましょう。
〈『ハワイ式腸のマッサージ』より構成〉
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